私のキャリア的なもの①

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このブログのタイトルが、「キャリアサバイバル」なので、私のキャリアについてふりかえってみようと思います。

私が初めて就職について意識というか触れたのは、ちょうど大学入学のころでした。当時は空前の就職氷河期で、「100社受けて1社受かればいい」という話がどこからともなく入ってきて(私の大学は就職に力を入れている大学だったので、入学式で聞いたのかもしれません)、数年後には過酷な未来が来るんだなぁとその時にぼんやり考えていました。だからといって将来のために資格を取る等、何かを備えるような賢さはなくそのままぼんやり大学生活をそれなりに満喫し、あっという間に就職活動の時期を迎えました。そんな感じの大学時代だったので就職活動の開始時には、「大した取り柄も立派なガクチカ(学生時代に頑張ったこと)もないし、数を受けるしかない!」「初任給で20万円ぐらいもらえて、東京で働ければ良し(地方出身のため東京に大きな憧れがあった)」という心意気でした。

しかし、すごくラッキーなことに私が入社する年は、団塊の世代の引退の年と合致しており、多くの企業が積極採用をしていました。こんなぼんやりしていた私にもいくつか内定が出て、「どこか一社東京で働ける会社が受かれば」のはずの私が選べるような状態になっていました。

どのように就職活動をしたかはまたいずれお話させてもらうけれど、そのような時代の恩恵を受けて、私は世界でビジネスを展開する大手化粧品会社に入社することを決めました。

いくつか内定をもらった中で化粧品会社に入社を決めたのは、化粧が好きだからでもなく、グローバルに活躍したいといった大志があったわけでもなく(そもそも英語もできない)、「どんな仕事も一生懸命やれば仕事から得られることは本質的に同じな気がする。それならば仕事を通じて、女性として何かプラスが得られる仕事がしたい」ということでした。化粧品会社に就職したことで得られそうな「女性として何かプラス」とは「きっと化粧がうまくなってちょっときれいなるはず」であり、就職活動自体はたくさん説明会を聞きに行きそれなりに努力もしたし、最後会社を決めるときにはいろいろ迷ったが結局はそんな安直な理由で入社を決めました。

その後、この化粧品会社で約15年働き、30代半ばでキャリアに迷い、そしてアラフォーになった今振り返ると、この新卒就活時にもっと色々なことを考えて就職すればよかったようにも感じるけれど、就労経験のない大学生が考えられることにも限界があるようにも思えます。

また、奇しくも20代後半で人事部に異動し、新卒採用も担当し、後輩たちの就職活動を見ていてもはやり、どんなに聡明で情報感度の高い就活生でも就労経験のない中で自分に合う仕事を見つけることは難しいのでではないかと感じました。

この「就労経験がない中で仕事を探す難しさ」についてもいつか自分の私見をお話させてもらおうと思いますが、今日は一旦私のキャリアの始まりについてはこの辺で。

この何とも本質的なような幼稚なような理由でキャリアを始めた私がどうなっていったのかについて、次回またご紹介させていただきます!

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